Nakateのライフログ

とある会社員が自分の興味のあるテーマ(英語、株式投資など)についてつづるブログです。

私が株式投資を始めたきっかけ。

ロイターにこんな記事がありました。

ブログ:「身近」ではない株式投資

”NTTデータ経営研究所が東京証券取引所からの委託により行ったアンケート調査(国内の成人男女1万人を無作為抽出)では、今年3月時点で、株式を「知らない」と答えた人、および「名前は知っているが具体的なことはわからない」と答えた人が全体の約6割を占めたという。”

そういえば株式投資に興味を持った理由はなんだったかな、、、と思ったので、思い出しながら書いてみることにします。

 私の場合、きっかけはとある人生の大先輩からのアドバイスでした。

父の友人だったこの方は、上場企業の役員をいくつか兼任するほど成功したビジネスマンで、私が就職活動をするにあたって何かと助言をいただいていました。(ロバート・キヨサキの著書になぞらえて、以降”金持ち父さん”と呼ぶことにしましょう)

新卒採用後、経理部に配属になったことを伝えると、金持ち父さんは「それならぜひどこかの会社の株を持つといいよ。いろいろと勉強になるからね。」と言いました。

当時の私は財務諸表の読み方もまったくわからず、とりあえずネット証券で口座を開設し、いわれるがままに金持父さんが顧問を務めている会社の株式を購入したのが私の初めての株式投資体験です。

(ちなみにその会社の株はちょっと値上がりした段階で売却してしまいましたが、紆余曲折をへて直近では2倍以上に値上がりしています・・・。)

今思えば、金持ち父さんのアドバイスは非常に理にかなっているな、とことあるごとに感じます。

株式投資で利益をあげようと思ったら、BS,PL,CFといった会計情報が第一の手掛かりになります。投資対象となる会社の業績を理解し、今後も継続的に利益を増やしていけそうかどうかを見極めなくてはいけません。(カッコ良さげに言うとこれを”ファンダメンタルズ分析”と言います。一方で会計情報の分析よりも株価チャートの分析を重視する”テクニカル分析”という方法もあります。)

この会計情報を作ったり、分析したりして企業の経営に活かすのが経理屋さんの仕事ですから、株式投資を通じて本業に必要な知識を身に付けることができるわけです。

また、各国の株式市場では世界中の投資家が日夜取引を繰り広げているため、為替、金融政策、景気指標などから大きく影響を受けます。自分のお金をグローバルマネーの海にダイブさせることで、世界の金融・経済の流れを肌で感じられるようになります。

上記のロイターの記事では”国内外の経済情勢や政治、企業会計、投資理論などにわたる知識の広範さが敷居を高くしている”とありますが、逆に考えるとこういった知識を身に付けたい人にとっては株式投資は”最高の生きた教材”といえるのではないでしょうか。

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