Nakateのライフログ

とある会社員が自分の興味のあるテーマ(英語、株式投資など)についてつづるブログです。

"hobby"の使い方について

DMM英会話で初めての先生とレッスンをする場合、毎回最初に軽く自己紹介をするのが恒例になっています。
 
毎回これをやっているともはや自己紹介がテンプレになっていて、ちょっと面倒くさいなと思うこともあるのですが、やっぱり初対面の人とはある程度打ち解けるきっかけが必要ですからね(^^;)
 
 
その際、ほぼ必ず、と言っていいほど話題に上がるのが趣味に関する話題。
 
日本の英語教育では趣味にあたる英単語は"hobby"と教わりますが、実際には「趣味」と”hobby”は必ずしもイコールではないんですね。
 
正確には、hobbyというのは相当時間を費やして身につけたアクティビティのことを指すので、場合によっては”hobby”と表現すると不自然な場合があります。
 
例えば、映画鑑賞が趣味だと言いたい場合、
 
"My hobby is watching movies."というよりも、"I like watching movies in my free time."などと言うほうが自然な英語になります。
 
 
ところが、先日アメリカ人の先生と話していた時のこと、彼はギターを弾くことを”hobby”と表現していて、「おや?」と思ったのですが、彼はもともとミュージシャン志望でニューヨークに出てきて、実際に音楽関係の仕事をした後、今は引退してギターは趣味として弾いているそうです。
 
 
一時期プロとして活動していたほどなら”hobby”と表現するのが自然なんでしょうね。
 
しかし、そうなると結局 ”hobby" という単語をどう位置付ければいいのかよくわからなくなってしまいました。それ以外にも"pastime"という表現もあったりするし・・・
 
 
そこで、Oxford Lerner's dictionary で"hobby"という項目をしらべてみたところ、interest, hobby or pastime? という類義語の解説がとても参考になったので引用します。
 
 
”A hobby is often more active than an interest:His main hobby is football (= he plays football). His main interest is football (= he watches and reads about football, and may or may not play it). Pastime is used when talking about people in general; when you are talking about yourself or an individual person it is more usual to use interest or hobby:Eating out is the national interest/hobby in France. Do you have any pastimes?”
 
 
 
要約すると、
 
hobby というのはよりアクティブに楽しむことを指し、例えば ”His main hobby is football” と言うと彼は サッカーを実際にプレイするのが好き、という意味になります。
それと比べて”His main interest is footballといった場合は「彼はサッカーを観たりするのは好きだが、実際に本人がプレイするかどうかはわからない」というニュアンスです。
また、"pastimes"というのはより世間一般について語る時に使い、自分や個人の趣味を表現する際には"hobby"や"interest"を使うのが一般的です。
 
 
日本語でいうと「余暇」という感じなのかな?「私の余暇はサッカーです!」というとちょっと違和感ありますよね・・・
 
 
"hobby"という誰でも知っている単語一つとっても、日本語の直訳で覚えるのではなく、違和感を感じたときはしっかり掘り下げて理解する必要があるなぁと思いました。
 
 
こういった細かいポイントはネットで調べるとどこまで信頼できるかわからない情報が大量に出てくるので、私は信頼できるOxfordのWebサイト(英英)を使用しています。
ご参考まで。