資産運用戦略の変遷について
昨今、マーケットに対して自分の運用パフォーマンスが思わしくないため、今一度自分の頭の中を整理するために書いています。
思い返すと、本腰を入れて投資を考え始めたのは2011年ごろだったと思います。
当時はリーマンショック後の大不況とギリシャの債務危機などで日経平均が12,000円台かそこらで推移していました。サラリーマンとしての給料は上がる兆しもなく、自分の年齢が20代後半に差し掛かかったこともあり、給料以外の収入源の必要性を感じて株式投資の世界に本格的に漕ぎ出すことにした、と記憶しています。
とはいえ、最初は右も左もわからずに試行錯誤を繰り返しながら、山崎元さんや橘玲さんの書いた本を読んだり、内藤忍さんが講師をしている丸の内朝大学のマネー講座に参加したりして少しずつ知識を深めていきました。
その過程で元本を徐々に積み上げながらいろいろな投資スタイルにトライしています。具体的には
1.国内個別株投資
2. インデックスファンドの積立
3.海外ETF(VT,VTIなど)
4.米国高配当銘柄個別投資
というような流れです。結局のところ、現在の投資スタイルは上記を組み合わせて以下のように落ち着いています。
投資戦略:コアアンドサテライト
コアは米国株式中心のインデックスと米国高配当銘柄
サテライトは国内のファンダメンタルズバリュー株投資
※サテライトの目標利回りは50%以上のリターンを狙える銘柄を選定。
※コア:サテライトは75:25 を目安
この結論にたどり着く決め手となったのはこちらの本です。
全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦
タイトルと表紙はふざけた印象ですが、極めて真面目かつ実践的な投資指南本です。残念ながら現在は絶版で、中古で買うと割高になってしまいますが、それでも株式投資を志す人はぜひとも本棚に加えておくべきでしょう。
最後になりましたが、2011年開始時点からの資産の推移をグラフ化してみました。運用資産合計と総資産額に差額があるのは、いざという時のために運用しないと決めているお金(いわゆる生活防衛資金)が入っているからです。ちなみに給与から貯蓄に回した金額も含めてしまっているので、純粋な運用パフォーマンスを示すものではありません。
-運用開始時点(2011年3月5日)の運用資産を100として指数計算)
ご承知の通り、この期間は米国を中心に長期に渡る株高基調が続いており、その恩恵を受けて資産額も大きく上昇しています。思えば遠くに来たものだな。とはいえ一度も金融危機を経験したことがない、というのがウィークポイントですね。
現状、米国は徐々に金融引き締め局面に差し掛かっているので、今後のパフォーマンスは今までよりも劣後する可能性が高いですが、慌てず騒がずマイペースに運用を続けていきたいと思っています。